【重版決定】合唱人必携の書「声が世界を抱きしめます」谷川俊太郎 詩・音楽・合唱を語る 予約受付中!
詩人・谷川俊太郎さんが2024年11月13日に92歳で逝去されました。
学校の教科書などを介して多くの方が彼の詩に触れ、親しんできたことと存じます。また合唱の世界においても、多くの作曲家がその詩を題材に名曲を生み出し、それらは日本全国の合唱団で広く愛唱され、人々に元気・力を与えています。
本書は、2017年12月に東京学芸大学で谷川俊太郎さんを講師に迎えて開催された合唱講座の記録と、その後のインタビューを基に、なぜ彼の詩がこれほどまでに音楽家を魅了するのかを探った一冊です。「信じる」や「春に」といった合唱作品が多くの人々に歌われ続ける理由、その詩の魅力と詩作の秘密に迫ります。
また、生前に“詩は音楽にあこがれる”と語っていた谷川さんが合唱についてどう考えていたのかを知ることができる貴重な資料でもあります。
さらに、書き下ろし「合唱」を含む全24篇の詩を収録。合唱愛好家や詩のファンにとって必携の書といえるでしょう。
完売により品切れが続いておりましたが、このたび【2025年1月中旬ごろ】に重版が決定。それに伴い、予約受付を開始いたしました。
今回の重版を機に、ぜひお手元にお迎えいただけますと幸いです。
●「声が世界を抱きしめます」谷川俊太郎 詩・音楽・合唱を語る
編著 中地 雅之 (東京学芸大学教育学部教授)
出版社 東京学芸大学出版会
パナムジカコード SYTG01
装丁 B6判 232ページ
刊行日 2018年12月15日
内容
前奏曲
第I楽章 詩は音楽にあこがれる
それはすでに言葉ではない
音楽がまず僕の一番の基本にあります
だれかがなにかをかくしている
生きてるわたし生きてるあなた
あなたとおなじとおもわないでください
間奏曲1 作曲家からみた谷川作品
第II楽章 詩と音楽が生まれるところ
わたしにはみえないものをてんしはみてくれる
そんな世界を私は信じる
あなたは愛される…たとえあなたが人生を憎むとしても
この気もちはなんだろう
間奏曲2 指揮者からの質問
第III楽章 いつまでも終わらない歌が
間奏曲3 学生からの質問
第IV楽章 目の前の誰かに手渡すように
合唱と声
朗読と声
静けさと沈黙
第V楽章 意味ではなく存在に迫るもの
谷川作品の音楽性
芸術としての詩と音楽
芸術と教育
アンコール 谷川俊太郎への33の質問