混声合唱組曲「ねがいごと」
「初心のうた」「Voice」「Faraway」に続いて、作曲者が心から敬
愛する詩人・木島始の詩をテキストとした混声合唱組曲。
関西風口上唄である「厄払いの唄」、詩人が17歳のときに広島で体
験した被爆者看護に基づいた「夏のえぐり」、すべてひらがなで綴
られる「ねがいごと」と、一件何の脈略も無いように思われる3つ
の詩ですが、人生を総括するような2つの詩の間に、創作活動の起
点となったとも言うべき体験詩を配することで、木島始という詩人
の生き様を「うた」で表現し、私たちに残したメッセージを「声」
によって「いま」に甦らせようという作曲者の祈りが込められた作
品です。「夏のえぐり」には、「とむらいのあとは」(「初心のう
た」第3曲)の旋律が隠されたモチーフとして引用されているのでそ
こにも注目ください。
また「ねがいごと」には、コンクールでの時間制限を考慮した短縮
版エンディングも用意されています。札幌北高等学校合唱部(指揮
平田稔夫)によって委嘱され、2007年3月に同合唱団によって全曲初
演されました。
パナムジカコード | GZNBTKY |
単価 | 2,310円 |
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- 作曲者:信長 貴富(のぶなが たかとみ)
- 編曲者:
- 出版社:音楽之友社
- 作詞者:木島 始
- 訳詞者:
- 編成:混声
- 声部数:4
- 声部編成:SATB div.
- 伴奏:伴奏付・無伴奏混載
- 言語1:日本語
- 言語2:ローマ字
- 演奏時間:17'50"
- ページ数:60
- アーティスト: