
書籍
小鍛冶 邦隆
作曲の思想
パナムジカコード: | SYAT13 |
2,420円(税込)※値引き対象外 | |
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- 出版社 :アルテスパブリッシング
- 言語1 :日本語
- ページ数:180

バッハからウェーベルンまでの作曲技法を理論的に分析した前著に続き、本書では「作曲」という行為をとおして作曲家たちが営々と受け継いできた「知の記憶(メモリア)」を明らかにする。バッハからメシアンまで、クラシックの名曲のなかに秘められた「知の系譜」が露わにされる様子は、まさに圧巻。最後の3章では、ヨーロッパ音楽を制度として移入した日本において、作曲家たちがなにと苦闘し、作曲の必然性をどこに見出しえたのかが跡づけられる。巻末には音楽学者・沼野雄司氏との対談が収載され、前衛とアカデミズム、現代日本の作曲界を覆う病理など、さまざまな問題が暴き出される。