[パート別最大声部数：S2/A2/T2/B2]

世界の合唱シーンにおいて今やその人気を不動のものとした感のあるスイスの作曲家イーヴォ・アントニーニの新作合唱曲。イギリス・ロマンティシズムを代表する詩人ウィリアム･ブレイクの詩集「無垢と経験の歌」の中の有名な詩「The Angel（天使）」をテキストとしています。天使をうるさく思い、歯向かったとたん頭が白髪で覆われてしまう少女を描いた詩の内容に沿って、子供時代の無垢を失ってしまった悲しみやそれに対する憧れといった心の機微をハーモニーの移り変わりで見事に描いています。アメリカのヒューストン大学コンサート合唱団のために書かれたものなので大人数の合唱団でももちろん演奏していただけますが、少人数の洗練された大人のアンサンブルの演奏を聴きたくなるようなおしゃれな作品です。