Christus factus est
[パート別最大声部数:S1/A1/T2/B1]
ロレンツォ・オンダラは、スペイン・バスク・ナバラ地方出身の作
曲家です。カプチン・フランシスコ修道会の修道士としてビトリア
、サラマンカ、モントセラトのグレゴリオ聖歌、オルガン、作曲を
学んだ後、シエナのキジアーナ音楽院へ入学。かのシュットクハウ
ゼンやリゲティらとともにダルムシュタット夏季現代音楽講習会へ
も参加していたという経歴の持ち主です。
1969年には、二群の弦楽六重奏とオルガンのための「Dialogos」と
いう作品で、スペイン・ナショナル・ミュージック・アワードを授
賞したほか、多くの作曲コンクールで賞を獲得するなど活躍しまし
た。
すでに亡くなっておりますが、近年スペインの出版社CM-Edici
onesから合唱譜が出版されており、合唱の分野での評価が高まりつ
つあるようです。
「Christus factus est」は非常にオーソドックスなラテン語混声
合唱作品。嬰ヘ短調に始まり、フリギア旋法のふわりとした和音、
堂々としたイ長調のメゾフォルテを経て冒頭の調性に帰り、嬰ヘ長
調に結ぶという、清らかな構造がなされています。
見開き1ページの短さであり、divisionは最後の和音のテノールが2
つになるだけという簡潔さだからこそ、アンサンブルの良さを味わ
える良曲です。
パナムジカコード | GO1850B |
単価 | 350円※値引き対象外 |
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- 作曲者:ONDARRA, Lorenzo(オンダラ (スペイン 1931〜2012))
- 編曲者:
- 出版社:CM-Ediciones
- 作詞者:
- 訳詞者:
- 編成:混声
- 声部数:4
- 声部編成:SATB
- 伴奏:アカペラ
- 言語1:ラテン語
- 言語2:
- 演奏時間:
- ページ数:3
- アーティスト: