Lacrimosa
[パート別最大声部数:S2/A2/T2/B2]
コダーイ、コチャール、オルバーン、ジェンジェシ…と日本でも演
奏機会の特に多い合唱作曲家を擁するハンガリーから、1985年生ま
れ、気鋭の作曲家ベッラを紹介いたします。
レオー・ヴァイネル中等音楽学校で学んだ後、ベーラ・バルトーク
中等音楽学校でミクローシュ・コチャールに師事、リスト音楽院を
卒業後は、ロンドン・シンフォニエッタによる初演、リスト音楽院
による委嘱や、フェレンツ・エルケル賞(2016年)の受賞等、めきめ
きと頭角を現しつつあります。現在、リスト音楽院博士課程(DLA p
rogram:Doctor of Liberal Arts)に在学中です。
今回ご紹介するこの「Lacrimosa」は、ブダペスト・ミュージック
・センター フェレンツ・エルケル混声合唱団によって委嘱され作
られた無伴奏混声合唱曲です。レクイエムでおなじみのテキスト「
Lacrimosa」(涙の日)を変ロ長調でしっとりと歌うなかに、差し込
まれる"はっ"とするようなハーモニーの美しい色合い。神への呼び
かけでクライマックスを迎えた後、安息を祈りながら最初のヴォカ
リーズに帰っていく構成も見事です。緩やかな小品ながらも確かな
ハーモニー感覚が要求され、ハンガリー合唱界の血脈の感じられる
作品と言えるでしょう。
パナムジカコード | GB2680A |
単価 | 620円 |
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- 作曲者:BELLA, Mate(ベーラ (ハンガリー 1985〜))
- 編曲者:
- 出版社:Kontrapunkt Music Publishing
- 作詞者:
- 訳詞者:
- 編成:混声
- 声部数:4
- 声部編成:SATB div.
- 伴奏:アカペラ
- 言語1:ラテン語
- 言語2:
- 演奏時間:5'00"
- ページ数:8
- アーティスト: