[4月来日予定!ハンス・シャンデールの合唱作品]
シャンデールは、ドイツの音楽大学を卒業した後、インド、トルコ、ギニアまで音楽探求の場を広げ学んだという経歴の持ち主です。それら非ヨーロッパ各地ででリズム、ポリリズムや音階や装飾音の深みに魅了さ
れ、それが彼の音楽の研究やインスピレーションとなった結果、その作品はヨーロッパの音楽の枠を超えた独特な音楽を創り出しています。
特に合唱曲の分野で成功を収め、その音楽の根底には彼自身の奇想天外な人生や何ものにも囚われない探究心がよく表れています。そういった自由な音楽を紡ぐことで声による表現の可能性や多様性を指し示し、離れた地域をスピーチや歌、叫びを結びつけようとしながら、それらの極限を探る、チャレンジングな作曲家です。
●タイトル 「Ave Regina coelorum」
作曲者 SCHANDERL, Hans (ドイツ 1960〜)
出版社 Carus
パナムジカコード GS4403B
声部 SATB + SATB
伴奏 無伴奏
言語 ラテン語
時間 5分7秒
この作品は大小の2群合唱で歌われ、小合唱団が大合唱団を補う構成となっています。生命力や変化を感じさせる強いアクセントやクレッシェンドを内包する和音進行のなか、積み上げられるように祈りの言葉は歌われていきます。
一転、曲の後半部では、均整がとれ、洗練された音楽の理想形ともいうべきものが崩されていきその意外な展開に驚かされることでしょう。
なお小合唱団にはアフリカ音楽にも見られる一種のヨーデルのように、頭声と胸声での発声を急激に入れ替えることが求められます。
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