新刊案内

和歌山のわらべうたを素材にした女声合唱のためのコンポジション。Brilliant Harmony (指揮 作曲者自身)の演奏によって広く知られ、楽譜の出版が多くの人に待ち望まれていた作品です。
既刊「紀の国のこどもうた３」に収載されている「えべすけどんどん」をベースにして、この曲の特徴をさらに強調し、演奏時間を長くして、より演奏効果を高めたヴァージョンとなりますので、今後コンクールの自由曲などに取り上げる団体も多くあることでしょう。

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繊細で力強い、軽やかでずっしりと重い、そんな征矢泰子の5篇の詩をテキストとした女声合唱組曲です。
躍動感あり、しっとり感あり、とさまざまな表情を見せながら、私たちが心の奥底に忘れてしまった「大切なもの」を呼び起こしてくれる、そんな優しい作品です。大妻女子大学合唱団(指揮 荒木泰俊)の委嘱により2006年12月初演されました。

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性格の異なる二つの詩と音楽の組み合わせで構成された女声合唱のための小品です。前半は、C.ロセッティの「A Birthday」をテキストにし、美しい旋律がユニゾンで歌われ、後半は、R.バーンズの「A Red, Red Rose」が、スコットランドの旋律に乗せて歌われます。チルコット自身は、それを「二人のダンサーをイメージして作曲した。」と述べていますが、幸福感に包まれた二つの「ダンス」は、相乗効果により感動的なフィナーレを迎えます。
アメリカの主だった児童合唱団が一堂に集う「Chorus America」の30周年を記念して、2007年に委嘱されました。

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結婚式の披露宴に相応しいJ-POP14曲を、やさしい混声三部に編曲した曲集です。カラピアノCDが付いていますので、伴奏者がいない時などに便利です。

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結婚式の披露宴に相応しいJ-POP14曲を、やさしい女声三部合唱に編曲した曲集です。カラピアノCDが付いていますので、伴奏者がいない時などに便利です。

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[平成の愛唱歌・白いうた 青いうたシリーズ最新刊]
新実徳英が先にメロディーを作り、そこに詩人の谷川雁が後から歌詞をつけるという手法で作られた二部合唱曲集「白いうた 青いうた」。親しみやすいメロディーと、斬新な、けれど美しい日本語に多くの人が魅せられて、「平成の愛唱歌」として全国各地で歌い継がれていることは、皆さんもよくご存知の通りです。
余談になりますが、楽譜の発売当初は「十代のための二部合唱曲集」という副題が付けられていたものが、現在では「三世代のための二部合唱曲集」に変わっていることからも、この曲集がいかに幅広い層に浸透しているかが見て取れると言うものです。
1995年2月、詩人の死により、残念ながらこの企画は53曲をもって終了となってしまいましたが、その後オリジナルの二部合唱を、混声・女声・男声合唱に編曲した合唱版、独唱版、さらにはヴァイオリン版までが、いわゆる「白青シリーズ」として出版されて今日に至っています。
今回久しぶりにその「白青シリーズ」に新たに仲間入りすることになった、この「混声合唱とピアノのための　なぎさ道」は、合唱への編曲集としてはなんと12作目、混声合唱版としては3作目にあたる作品です。
「なるべくやさしく、かつ演奏効果があがるように」と編曲され、中学生から、シルバーの混声合唱団まで誰もが楽しめる素敵な曲集となりました。きっとこの曲集によって、また新しい「白青ファン」が増えることでしょう。
(財)北区文化振興財団の委嘱によって編曲され、北区民混声合唱団(指揮 名島啓太)によって、去る6月15日に初演されたばかりです。

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「ハッシャバイ(Hushaby)」とは、耳慣れない言葉ですが、古いアメリカのあやし言葉で、日本の「ねんねんころりよ」にあたる言葉だそうです。この「ハッシャバイ・ソングス」は、和歌山・沖縄・滋賀・山形・北海道の子守歌にピアノ独奏の前奏曲と間奏曲を加えた7曲で構成された女声合唱曲です。オリジナルの独唱版がアメリカで初演されたことからこのタイトルが付けられています。
作曲者は、沖縄の音楽との出会いから、日本の民謡やわらべうたなどの民族素材を用いた作品を中心に作曲活動をしており、第17回朝日作曲賞において「紀伊の国のうた拍子」が佳作を受賞したことでご記憶の方も多いことと思います。
この合唱版の初演は、日本合唱指揮者協会主催の「JCDA合唱の祭典2008」において、慶應義塾大学ワグネル・ソサィエティー女声合唱団(指揮 樋本英一)によって、去る6月8日に初演されたばかりです。

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万華鏡のように、素敵な音楽がキラキラ舞うようにと名づけられた新しい女声合唱のシリーズです。
この第1集には、誰もがよく知っている日本の抒情歌を女声合唱に編曲した8曲が収録されています。東京放送児童合唱団(現NHK東京児童合唱団)を長年指導してきた編集者なればこそ実現できた豪華編曲者陣と言えるでしょう。今後のシリーズ展開を楽しみにしたいと思います。

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俳人・泉風信子の連作俳句を、一つの物語として理解しやすいよう、つなぎに詩を用いるという新しい試みによって完成した「俳ポエム」をテキストとした女声合唱組曲です。
物語は、男女の出会いから別れを綴ったロマンスですが、「終るからこそ又始まる」という愛の輪廻を表すべく各曲は循環し、どこから始まり、どこで終ってもよいように構成された「コーラスリング」という手法もユニークです。
青森市の「うとう女声合唱団」(指揮 川村昇一郎)によって、2007年5月に初演されました。

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アンドレア・ボチェッリとサラ・ブライトマンのデュエットで世界的大ヒットとなった名曲を女声合唱でお楽しみください。

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宮沢賢治の代表的な三篇の詩をテキストとした混声合唱組曲です。
作曲者が「名詩に相応しい音楽を生み出そうと強い決意をもって作曲に臨んだ。」というだけあって実に感動的な作品となっています。
テキストを2つに分けて作曲された「告別」は、賢治が教え子の卒業へのはなむけのために書いた賢治の優しさや励ましに溢れた詩を見事に音楽で表現。
3曲目「野の師父」は無伴奏コラールの音楽書式で書かれた祈りの歌。
4曲目「雨ニモマケズ」は、一般的にこの詩がもたれている悲しいイメージを覆すかのような、エネルギッシュで力強い作品。まさに「今を生きる皆への応援歌、命の賛歌」(作曲者)です。
一連の千原作品とは趣を異とした平易でわかりやすい作品なので、新たな千原ファンを獲得することでしょう。
大阪ハインリッヒ・シュッツ室内合唱団(指揮 当間修一)によって2007年9月に委嘱初演されました。

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恋のはじまりから終わりまでを描いた前作「恋のレクイエム」と同じく、山岸千代栄の書き下ろしの詩をテキストとした最新の女声合唱組曲です。
本作品では、母親の子供への熱い心情が、やさしい大中トーンで描かれていて、多くのお母さんコーラスの気持ちを鷲づかみにすることでしょう。
初演は、コール・グレース(指揮 大中恩)によって、来る6月29日に東京・津田ホールにて行われる予定となっています。

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イギリス・バロック期を代表する作曲家ヘンリー・パーセルの名曲「Hear my prayer, O Lord」をベースにした無伴奏混声8部合唱のための作品です。
同様にパーセルの曲をベースにしたS-D.サンドストレムの作品も有名ですが、サンドストレムがパーセルの作品を一度分解して再構築する手法を取ったのに対して、チルコットはパーセルの作風をできるだけ損なわないよう心がけて作曲したといいます。ただしそこはチルコットのこと、4分の5拍子に変換して、曲に新しい風を送り込むことは忘れていません。
カナダのバンクーバー室内合唱団のために2000年に作曲されました。

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ラトヴィアの現代作曲家リハルツ・ドゥブラによるアヴェ・マリア。彼は3曲のアヴェ・マリアを書いていますが、この作品が最も有名のようです。敬虔なクリスチャンである彼の、神への信仰心に満ち溢れた美しい作品で、途中のテナーソロも印象的です。

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ラトヴィアの現代作曲家リハルツ・ドゥブラによる無伴奏女声合唱のための作品です。
グレゴリオ聖歌や中世の音楽に強い影響を受けつつも、現代的な感覚も随所に感じさせます。
TOKYO CANTAT 2008のクロージング・コンサートで演奏され話題となりました。

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ラトヴィアの作曲家ヤニス・イヴァノフスによる無伴奏混声合唱のための作品。
雨の日の模様を美しく哀愁を帯びたヴォカリーズで歌います。
TOKYO CANTAT 2008のクロージング・コンサートで演奏され話題となりました。

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故・関屋晋先生の思い出のために作曲された既刊・無伴奏合唱組曲「死者の贈り物」は、誰もが避けて通ることのできない「死」というものに、「さりげなく、おだやかに、そしてしみじみと」向き合った詩と音楽で、発売以来大変多くの皆さんに演奏されてきました。
今回ご紹介差し上げるこの第2集は、特定の誰かの思い出のために書かれたわけではありませんが、コンセプトは前作と同じで、人生の儚さを嘆くわけでもなく、さりとて生きる喜びを声高に叫ぶわけでもない、そんな長田弘の詩の世界をそのまま音にしたようなシンプルなメロディーは、まっすぐに心に染み入ってくることでしょう。
なお、前作が無伴奏作品だったのに対して、この第2集にはピアノ伴奏が付けられています。
名古屋を中心に活躍する「合唱団ノース・エコー」(指揮 長谷順二)によって、委嘱され、さる5月31日に初演されました。

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谷川俊太郎が、J.S.バッハの鍵盤楽器作品の傑作の一つ「ゴールドベルク変奏曲」に寄せて書いた32行詩をテキストにした混声合唱とピアノ連弾のための作品です。
曲中に「ゴールドベルク変奏曲」の断片や和声進行が使われているものの、バッハの音楽を基にした作品と言うわけではなく、詩から聞こえてくる音楽、つまり『詩人の耳に流れているであろう「ゴールドベルク変奏曲」の音』を透かし見ようと試みて作曲されたとのことです。
大きく4つの部分で構成される単一楽章形式の作品ですが、コンクールなど時間制限のある場合は、一部をカットして演奏することも可能とのことです。
熊遊舎合同合唱団(指揮 野本立人)によって2008年2月に初演されました。

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既刊の混声合唱ピースをもとに、ピアノ伴奏はそのままに女声ならではのやさしさを加味して編曲したものです。

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中孝介のために森山直太朗が書き下ろし、CMでも話題となった作品を女声合唱に編曲したものです。

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