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新刊案内

2008年04月の新刊案内

「美声学〜ベルカント唱法に基づいた新しい声楽解説書」

合唱をやっていらっしゃる方なら誰もが「美しい声」になりたいと思っていらっしゃるはず。そんな皆さんにとって「美声学」とは、またなんとも気になるタイトルの本が発売となりました。
この「美声学」は、長年にわたりオペラ歌手、声楽教師として活躍してきた著者が、イタリアの伝統的な歌唱法である「ベル・カント(美しい歌)」の理念をもとに「美しい声を学んでいこう」と提唱する新しい声楽解説書です。
「声」という形のないものを学ぶには、これまで「目の奥をひろげる」「お腹から声を出す」などという「イメージ」に頼りがちでしたが、この本では、「目の奥をひろげる=歌うときに軟膏蓋をひろげ口蓋垂を持ち上げたまま歌おうとすると瞳孔が開く」というように、普遍的、一般的な事柄として文章で伝えていこうと試みられている点が最大の特徴です。
発声の三大要素であるブレス(呼吸)、マッスル(筋肉)、ディクション(語法)に加え、声に関する様々な悩みへの対処法などがアマチュア層にもわかりやすく書かれている他、"合唱のカワイ出版"が出版元ですから、ちゃんと合唱についての解説もなされています。第6章「合唱を楽しむ」では、「音のピッチ」「ヴィブラートについて」「音程、音量、ハミング」といった項目を「水のいのち」「月光とピエロ」などからの譜例を用いて具体的に説明がなされていますので、合唱指導者や合唱団員の皆様にとっても大いに参考となることと思います。
"声は変わらないもの"とあきらめるのは、まだ早いです!「美声は生れながらにして授かるだけではなく、自分で作り上げるものなのです。」(著者)

著 者 松尾 篤興(まつお あつおき)
出版社 カワイ出版
パナムジカコード SYKW08
装丁 B5判、144ページ
内容
I. はじめに
 1.歌声
 2.発声法の必要性
 3.イメージに頼る発声法
 4.自然な人の声
 5.発声の三大要素
II.ブレス
 1.歌のブレス
 2.ブレスの流れ
 3.ブレスの量
 4.ブレスの方向性と筋肉
 5.ブレスと音域
 6.ブレスの実際
III.筋肉
 1.筋肉の必要性
 2.筋肉とブレス
 3.音程と筋肉
 4.歌にみられる筋肉の使い方
IV.ディクション
 1.ディクションのあり方
 2.発音
 3.センテンスとディクション
V.声の悩み相談室
 1.歌唱実技の問題点
 2.声楽レッスン用語の問題点Q&A
VI.合唱曲を楽しむ
 1.合唱と独唱では発声が違うのでしょうか?
 2.合唱におけるヴィブラートについて
 3.音程、音量、ハミング
 4.ベートーヴェン第9交響曲
VII.独唱曲へチャレンジ
 1.演奏のポイント
VIII.オペラへのいざない
 1.オペラについて
 2.オペラ出演
IX.プロの歌手は?
 1.練習
 2.公演
X.存在感と華
 1.舞台に立つ者の心得として、是非身につけておきたい事柄
XI.おわりに

著者プロフィール
洗足学園音楽大学名誉教授。二期会会員。オペラ歌手として40年の舞台キャリア
を持つ。歌唱技術について後進の指導にあたる。著書「美声学」カワイ出版、
「芸大中退 未だ現役」学習研究社、など。

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「季刊 合唱表現 第24号」

「合唱表現」最新号です。今回の特集は「ポップスを歌う」と題して、ポップス作品の導入の意義、留意点、楽しみ方などについて7人の執筆者が様々な方向から提言します。

編集人 合唱表現研究会 (代表 松下耕)
出版社 東京電化
パナムジカコード SYTD01X
・特集|ポップスを歌う〜合唱で楽しむコツ
  向井正雄 / 高嶋昌二 / 松永ちづる /
  山脇卓也 / 魚住洋子 / 蟹江春香 /
  深澤茂行

・コミュニケーション・ツールとしてのコーラス / 大村典子

・連載読切
  田辺とおる / オペラ歌手の個人稽古
  菅野弘久 / アヴェ・マリア 2 グレゴリオ聖歌
  オルバーン・ジェルジ / ミサ曲第6番と第9番について
  ハビエル・ブスト / コンクールに薦める自作品

・アドヴァイス
  橋本静一 / ポップス合唱ですって!
  陣内直 / 選曲
  富澤裕 / いざ深読み
  青島広志 / 合唱のピアノ
  伊藤直美 / バルトーク「騎兵の唄」

・新作合唱曲
  松下耕 / To Reject(男声)

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女声合唱とピアノのための「見渡せば」明治の唱歌編曲集

日本における唱歌教育の導入期に、欧米の曲に日本語の歌詞を当てはめて作られたいわゆる外国唱歌をやさしい二部または三部合唱に編曲した曲集です。
「庭の千草」、「故郷の空」の他は知らない曲と思うことなかれ、「見渡せば=むすんでひらいて」、「才女=アンニー・ローリー」、「哀れの少女=故郷の人々」と今でも愛唱されている曲ばかりです。
これらの曲が最初どのような形で歌われていたのかを知ることができるよう、旋律・歌詞・リズムは唱歌となった時のままに保ちながら編曲されています。

編曲者 寺嶋 陸也(てらしま りくや)
出版社 カワイ出版
パナムジカコード FZTRRKO
声部 SSA
伴奏 ピアノ伴奏
収録曲
 見渡せば / 才女 / 庭の千草 / 故郷の空 / 哀れの少女

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「Missa secunda (ミサ曲第2番)」

東京の桜楓合唱団のために作曲された、クレドを伴わない、いわゆる「ミサ・ブレヴィス」形式によるオルガン伴奏によるミサ曲。

作曲者 松下 耕(まつした こう)
出版社 Sulasol
パナムジカコード FZMTKOW
声部 SSA
伴奏 オルガン伴奏
言語 ラテン語
収録曲
 Kyrie / Gloria / Sanctus-Benedictus / Agnus Dei

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「Ave maris stella」

ノルウェーのCANTUS女声合唱団のためにかかれた三声のソロ(またはソリ)と四声の女声合唱による無伴奏作品です。

作曲者 松下 耕(まつした こう)
出版社 Sulasol
パナムジカコード FZMTKOX
声部 SSA solo(soli) + SSAA
伴奏 無伴奏
言語 ラテン語

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「Kyrie eleison」

9曲から構成される連作「Litania della Beata Vergine Maria」の第1曲にあたる作品です。アメリカのCentral Bucks High School-West Chamber Choirによって2007年に委嘱・初演されました。

作曲者 KOSTIAINEN, Pekka (フィンランド 1944〜)
出版社 Sulasol
パナムジカコード GK2523
声部 SSATTBB
伴奏 無伴奏
言語 ラテン語

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変声期の児童・生徒を指導する小・中学校の先生必見のDVD!「声の発育〜美しい声を育てるために〜」

クラシック界ではフィッシャー=ディスカウやペーター・ホフマンなど、ポピュラー界ではフランク・シナトラからマイケル・ジャクソン、マライヤ・キャリーまで、その他俳優、政治家、教師、アナウンサーまで"声"にかかわる多くの人々から絶大な信頼を得ており、"ヴォイス博士"とも呼ばれている声帯医学博士・米山文明解説・監修によるDVD第二弾です。
前作「声の不思議」が、発声のしくみと声のトラブルについての解説だったのに対して、今回の「声の発育」では、声の発育に伴う指導上の諸問題について詳しく解説されていますので、変声期の児童・生徒の指導に悩みを抱えていらっしゃる小・中学校の先生にとっては、大いにご参考となるのではないでしょうか。

解説・監修 米山 文明(よねやま ふみあき)
出版社 音楽之友社
パナムジカコード SYTM50
総時間 38分
片面・一層
カラー MPEG2 日本語
NTSC 日本国内向け
ビデオ録音
収録内容
 身体の成長と声帯の変化
 学童嗄声(させい)と嗄声児童に対する指導
 変声期の問題と変声期の児童に対する指導
 声変り障害と治療法
 合唱指導者へのアドヴァイス

*この商品は、東亜音楽社から以前発売されていた、全4巻のビデオ「声の不思
議〜美しい発声を求めて〜」のうち、成長期の声を扱った第3巻のマスターテー
プから再編集し、頭出しなどのDVD機能を加えたものです。

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合唱のためのシアターピース「食卓一期一会」

食卓に並ぶいろいろな料理をテーマにした長田弘の詩集「食卓一期一会」からテキストを取った作曲者初の混声合唱ためのシアターピースです。
「シアターピース」というと「追分節考」「北越戯譜」などの柴田南雄作品がよく知られていますが、一般的には、動きやせりふなどの演出を伴い、客席や通路など会場全体を使って音楽空間を作り出す作品のことを指します。でも「合唱劇」や「踊りながら歌うミュージカルナンバー」とはちょっと違うような…。実はきちんとした定義はないのだそうです。ただ、既成の型にとらわれない自由な音楽表現だと言うことはできるかもしれません。
この「食卓一期一会」もストーリーを持った演劇性の高い作品ですが、楽譜には具体的な演出の指示などはありません。演出を伴わないことも含めて、どのように演奏するかは、演奏者に任されています。自由です。
ただ「音」と「言葉」だけでは表現し切れないものがあれば、そこに「動き」など別の表現方法が加わるのは自然なことでしょう。
「合唱」も自己表現の一つです。動くのは苦手、という方も多いと思いますが、このような「シアターピース」作品の中で、自分自身の感じたことを思いっきり「表現」することは、きっと得るものが多いことでしょう。是非挑戦してみてください。
『シアターピースを体験した歌い手が、いわゆる通常の合唱形態に帰ったとき、その表現意識に確実に変革がもたらされることを、私は(歌い手として、作曲家として)実体験を持って知りました。「なぜ歌うのか」の問いを経ない歌は、シアターピースであるか否かにかかわらず、聴き手に訴える力を持たないのではないでしょうか』(作曲者)
アンサンブル・カーノ(指揮 依田浩、ピアノ 須永真美、演出 齋藤千津子)によって2006年7月に初演、翌2007年9月に改訂初演されました。

作曲者 信長 貴富(のぶなが たかとみ)
作詩者 長田 弘
出版社 カワイ出版
パナムジカコード GZNBTAB
声部 SATB div.
伴奏 ピアノ伴奏
時間 1時間20分(曲のみの演奏時間49分)
収録曲
 序章 / 包丁のつかいかた / 絶望のスパゲッティ /
 食感のオノマトペ / ポトフのつくりかた / クロワッサンのできかた /
 天丼の食べかた / ブドー酒の日々 / 戦争がくれなかったもの /
 終章−食べもののなかには−

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「日本語で歌うルネッサンス世俗混声合唱曲集」

ルネサンス時代の珠玉のマドリガルの数々を、言葉の壁に悩まされず日本語で楽しむことができる合唱曲集です。
編者が指導する「合唱団鐘の音」と共に長年にわたって愛唱してきた作品のうち、特に気に入った作品を18曲収録しています。単なる訳詞ではなく、自然な日本語で気持ちよく歌え、しかも原曲の味が損なわれないように工夫されていますので、ポリフォニー作品の入門書としても最適な1冊です。

編纂者 渡辺 三郎(わたなべ さぶろう)
作詩者 渡辺 三郎
出版社 カワイ出版
パナムジカコード GZKW60A
声部 SATB〜SSATB
伴奏 無伴奏
言語 日本語
収録曲
 デプレ:あなたに見捨てられて (Mille regretz)
 ラ・リュー:解き放てよ我を (Autant en emporte le vent)
 ジャヌカン:このさわやかな五月 (Ce mois de mai)
 ジャヌカン:高い木の上で (Fyez vous y vous voulez)
 セルトン:ラララ それは言えない (La la la, je ne l'ose dire)
 ラッスス:やきもち亭主 (Quand mon mari)
 作者不詳:ロゼでも赤でも (Quand je bois du vin clairet)
 スカンデッロ:さぁ 声を合わせて (Vorria che tu cantass' una canzon)
 カイモ:聞いてごらんカッコウの歌を(Mentre il cuculo il suo cucu cantava)
 ヴェッキ:我は不死鳥 (lo son fenice)
 作者不詳:川を越えて とんでおいで (Pese el agoa, ma Julieta)
 作者不詳:ディンディリン ディンディリン (Dindirin, dindirin)
 モーリー:歌え 歌え 愛のうたを (Sing we and chant it)
 ベネット:涙よ 涸れるな (Weep, O mine eyes)
 ラッスス:見ろ 獲物だぞ! (Audite nova!)
 ハスラー:さぁ 踊り 歌い (Tanzen und Springen)
 ハスラー:何の因果か (Ach, weh des Leiden)
 ヴィドマン:いざ 飲み干せ (Wohlauf, ihr Gaste)

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この1冊であなたも国際派合唱人 ! Gustav Bosse社「Let's Get Singing」

「Chor aktuell」シリーズでおなじみのドイツの出版社 Gustav Bosse から出版された新しい合唱曲集「Let's Get Singing」は、副題に"Music from aroundthe World for mixed choir"とあるように、世界各国からの混声合唱曲を87曲収録したインターナショナルな合唱曲集です。
収録されている国や地域は、オーストリア、ベルギー、ボリビア、ブラジル、カナダ、コンゴ、チェコ、ドイツ、スペイン、フィンランド、フランス、イギリス、ギリシャ、ハイチ、ハンガリー、イスラエル、イタリア、ジャマイカ、ケニア、韓国、ラトヴィア、マダガスカル、マケドニア、メキシコ、ポルトガル、セルビア、スウェーデン、スロベニア、タンザニア、ウクライナ、アメリカ、サモア、そして南アフリカの全31カ国におよび、民謡のアレンジメントを中心に、宗教曲、クリスマスの歌、ポップソングまで幅広いジャンルを網羅しています。
J.S.バッハ、シューベルトなどクラシックの大作曲家から、アルヴェーン、ラター、バールドシュなど日本でもお馴染みの顔ぶれの他、各国の第一線で活躍する作・編曲者が起用されているので、どの作品も1-2ページの短い曲ばかりながら、歌い応えがあり、演奏会用のレパートリーにも充分なり得ます。従って「世界歌めぐり」といった類のステージもこの曲集があれば、今後は選曲に頭を悩ませることなく、比較的容易に企画できることでしょう。

「Let's Get Singing」[楽譜集]
編纂者 Kurt Suttner, Max Frey, Stefan Kalmer, Bernd-Georg Mettke
出版社 Gustav Bosse
パナムジカコード KG7414A
声部 主にSATB
伴奏 基本的に無伴奏、一部フルート、ギター、打楽器など使用
言語 ドイツ語、英語、フランス語、他各国言語
収録曲
 Singabahambayo (South Africa) / Enyonza (Tanzania) /
 Mvua (Tanzania) / Andeleli oboduo (Congo) /
 !Nosa!oes genesa (South Africa) / V'la le bon vent (Canada) /
 Au chant de L'alouette (Canada) / Black sheep (United States) /
 Dana dana (United States) / Cielito lindo (Mexico) /
 Jamaica farewell (Jamaica) / Come back, Liza (Jamaica) /
 Peze Cafe (Haiti)/ Haiti Cherie (Haiti)/ Senora Chichera(Bolivia) /
 Samba-Lele (Brazil) / Balaio (Brazil) / Tche Nane (Brazil) /
 Tres Cantos Nativos (Brazil) / Arirang (Korea) /
 Pusi Nofo (Samoa) / Dat du min Leevsten bust (Germany) /
 Wahre Freundschaft soll nicht wanken (Germany) /
 Auf der Sunnenseitn(Austria) /Iss mit mir, trink mit mir (Germany)/
 Da unten im Tale (Germany) / Kein Feuer, keine Kohle (Germany) /
 Loch Lomond (Great Britain) / Os olhos da Marianita (Portugal) /
 Cueillant la violette (France) / Dans le jardin d'mon pere(France)/
 La belle se sied (France) / Ja dan duia (Finland) /
 Se dziedaju, gavileju (Latvia) / Kesailta (Finland) /
 Aamulla varhain (Finland) / Vallvisa (Sweden) /
 Sto mi e milo (Macedonia) / Devojcica vodu gazi (Serbia) /
 Stuca mise, pominje me majka (Serbia) / Esik eso (Hungary) /
 Hej, halaszok (Hungary) / Janos bacsi hegeduje (Hungary) /
 Petelincek je zapieu (Slovenia) / Verchovino (Ukraine) /
 Tragoudi tou gamou (Greece) / Piano petres ke litharia (Greece) /
 Mes tu Eyeu ta nera (Greece) / Give them thy fingers (Germany) /
 Ein Jungling an die Jungfern(Germany) / Wild world(Great Britain)/
 Singing all together (Sweden) / Der Konig von Thule (Germany) /
 Erlaube mir (Germany) / Wandrers Nachtlied (Germany) /
 Die Nacht (Germany) / Late in my rash accounting (Great Britain) /
 Signore delle cime (Italy) / Alguem cantando (Brazil) /
 Corsario (Brazil) / Come, sirrah Jack, ho! (Great Britain) /
 Aftonkvade (Sweden) / Sweet and low (Great Britain) /
 Hymne a la nuit (France) / Nocturne (Sweden) /
 See the conqu'ring hero comes! (Great Britain) /
 If ye love me(Great Britain)/Hide not thou thy face(Great Britain)/
 Vainamoisen rukous (Finland) / Tsur Mishelo (Islael) /
 Heilig ist Gott (Germany) / Steal away (Great Britain) /
 If we never needed the Lord before (Great Britain) /
 Baba Yetu (Kenya) / Sei uns wildommen, Herre Christ (Germany) /
 Nun komm, der Heiden Heiland (Germany) /
 Uns ist ein Kindlein heut geborn (Germany) /
 Christ is at thy portals (Great Britain) /
 Blest, withouten match (Great Britain) /
 Pasli ovce valasi (Czech Republic)/ Hoe leit dit kindeken(Belgium)/
 Bimbo, Bimbo fai la nanna(Italy) / Campana sobre campana (Spain) /
 Slava Bogu na visavah (Slovenia) / Teraka anio (Madagascar) /
 Fum, fum, fum! (Spain) / Sanna (South Africa)

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「Simple Pictures of Tomorrow」

シュルレアリスム最大の詩人と言われるポール・エリュアールの詩を英訳したものをテキストとした2群の混声合唱のための作品です。マンチェスター・コラーレの創立25周年を記念して2004年に作曲されました。

作曲者 CHILCOTT, Bob (イギリス 1955〜)
作詩者 ELUARD, Paul
訳詞者 BOWEN, Gilbert
出版社 Oxford University Press
パナムジカコード GC2733
声部 SATB+SATB
伴奏 無伴奏
言語 英語
時間 8分

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「Fireworks」

カナダの人気女声作曲家ナンシー・テルファーによる、打ち上げ花火の様子をヴォイス・パーカッション風の無伴奏女声合唱で描くユニークな作品です。素敵な花火を夜空に描いてください。

作曲者 TELFER, Nancy (カナダ 1950〜)
出版社 edition Choris mundi
パナムジカコード FT0313
声部 SSSAAA
伴奏 無伴奏
言語 意味のない言葉
時間 5分

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スティーブ・ドブロゴスが描く星野富弘の世界 「Zakuro(ざくろ)」

スウェーデン在住のアメリカの作曲家スティーブ・ドブロゴスが、星野富弘の詩を日本語のままテキストに用いた話題の混声合唱作品が出版となりました。
これまでも日本語をテキストにした外国の作曲家による合唱作品がなかったわけではありませんが、ほとんどが民謡のアレンジメントや和歌など古典のテキストを用いた単独の作品ばかりで、今回のようにいわゆる「組曲形式」のオリジナル作品はきわめて珍しく、それが今人気沸騰中のドブロゴスによるものとくれば、期待は膨らむばかりです。
作曲にあたって彼は、詩の意味や日本語のイントネーションをきちんと把握しながらも、あえて日本語らしく作曲することはせず、それよりもむしろ日本語の持っているリズムや響き、つまり日本語そのものが持っている音楽から感じ取ったものをそのまま音に表すよう心がけたそうです。そうして出来上がった音楽が結果として自然な日本語による作品となったと言うのですから、言葉と音楽の深い結びつきを考えさせられてとても興味深いところです。
ハンドドラムやコントラバスを伴奏に用いるなど、ドブロゴスの作品たるジャズ・テイストな要素ももちろん盛り込まれていますのでファンの方はご安心を。

全曲の初演は去る3月9日に合唱団Vivo(指揮 上田祥行)によって行われましたが、今秋ドブロゴスが来日するのにあわせて、各地で再演される予定になっていますのでそちらも楽しみにしたいと思います。

最後にドブロゴス本人と、初演を指揮した合唱団Vivoの指揮者上田祥行さんからいただいたメッセージをご紹介させていただきます。

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「Zakuro」

今回私は、星野富弘氏の詩画集「鈴の鳴る道」から最も好きな5つの詩を選びました。(日本では、"4"は不運の数字だと言うことを覚えていたのです!)
スウェーデン在住の知人の日本人女性に詩を朗読し、録音してもらったので詩の中の言葉がどのように響き、どのようなリズムで流れるのかを知ることができました。ただ、音楽については、いつもの私の方法を変えることなく作曲しました。
2曲目の一部分をのぞいては、詩が日本語らしく聞こえるように、ということはあえて考えませんでした。
星野氏の詩は、とても甘美で、シンプルな中に深さがあり、そして時には少し寂しさも感じられました。私はただその詩からあふれ出てくるものに音楽を付けただけなのです。
日本の合唱団のレパートリーとなるような作品をこうして作曲できたことは望外の喜びであり、そして日本の皆様がこの作品を楽しんで演奏してくださることを心から願ってやみません。

3月29日ストックホルムにて スティーブ・ドブロゴス

******

「Zakuro」は日本語の詩に外国人作曲家が音を付したユニークな作品です。

作曲者のSteve Dobrogoszは「Japan」や「Kyoto」と言った曲を作曲するほどの日本通。
彼が初来日した2006年の春、私の指揮する合唱団Vivoとコンサートを開きました。打ち上げの場で彼から、「日本語の美しい響きが好きなので、日本語の詩で曲を書いてみたいんだ」という話を聞きました。
その半年後、今度は私が合唱指揮者コンクールでスウェーデンを訪れた際、彼と再会し本格的に作品作りが始動したのです。帰国後、彼の雰囲気に合いそうな(そして私が好きな)詩集をいくつか贈りました。その中から星野富弘さんの詩が選ばれて出来上がったのが「Zakuro」です。

2008年3月8日に行われた合唱団Vivoの第5回演奏会で初演しました。初演では、1曲目から終曲まで、曲間の緊張感を解くことなく演奏しています。そうすることで、この組曲が持つ様々な顔をより深く、耳と心で感じられると考えたからです。

「NICHINICHI-SO」ではSteveの曲の美しさに魅かれ、
「AKI NO AJISAI」では星野富弘氏の詩に心を打たれ、
「ZAKURO」では会場中が歓喜の渦に包まれ、
「INOCHI」では打って変って客席は静まり返り、
「KOSUMOSU」では音楽が爽やかに、全てをを包み込んでくれました。

楽しく笑ったり、切なかったり、ふとシリアスなことを考えたり。
客席と一体となった心地よい緊張感の中で、文化や言葉の壁を越えて共有できる「何か」があることを、この組曲は改めて気付かせてくれました。
アンコールで再演した「Zakuro」では、会場にいた小学生からご年配の方まで本当に楽しそうに聴いてくださっていたのが印象に残っています。

今回の演奏では、ピアノ、コントラバス、ハンドドラムの編成に、作曲者の意向もあってウィンドチャイムも加えて演奏しました。伴奏の編成が大きくなると取り上げにくい面もあると思いますが、コントラバスとハンドドラムこそがこの曲の真髄。
ぜひ、この曲が持つユニークで奥深い雰囲気を、多くの団で体感していただけたらと思います。

11月初旬には作曲者が来日し、この組曲を再演する予定です。
その際は、是非会場まで足をお運びいただき、我々とともに肌でこの音楽を感じていただければ幸いです。

合唱団Vivo 常任指揮者  上田祥行

作曲者 DOBROGOSZ, Steve (アメリカ→スウェーデン 1956〜)
作詩者 星野 富弘
出版社 Sand Castle Music
パナムジカコード GD3225
声部 SATB
伴奏 ピアノ、コントラバス、ハンドドラム
言語 日本語(ローマ字)
収録曲
 NICHINICHI-SO (日日草) / AKI NO AJISAI(秋のあじさい)/
 ZAKURO(ざくろ)/ INOCHI (いのち)/ KOSUMOSU (コスモス)

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「Chorbuch Mozart・Haydn (Canon collection)」

モーツァルト親子とハイドン兄弟の作品をまとめて収録する「Chorbuch Mozart・Haydn」シリーズの最新刊は、レオポルト・モーツァルトを除く3人のカノン作品を43曲収録しています。
以前にもご紹介差し上げたとおり、ヨーロッパ各国では、合唱への導入としてカノンは大変重要とされています。この曲集を使えば、大作曲家たちの作品を素材にして、楽しみながら対位法様式の音楽を学ぶことができるでしょう。

作曲者 MOZART, Wolfgang Amadeus (オーストリア 1756-1791)
HAYDN, Joseph (オーストリア 1732-1809)
HAYDN, Michael (オーストリア 1737-1806)
出版社 Carus
パナムジカコード KG0510C
声部 2声〜12声までのカノン
伴奏 無伴奏
言語 ドイツ語 他
収録曲
HAYDN, Joseph Franz
 Cacatum non est pictum Hob.XXVIIb:16 / Das bose Weib Hob.XXVIIb:23 /
 Das grosste Gut Hob.XXVIIb:31 / Der Hirsch Hob.XXVIIb:32 /
 Der Verlust Hob.XXVIIb:24 /
 Der Schuster bleib bei seinem Leist Hob.XXVIIb:3 /
 Die Gewissheit Hob.XXVIIb:28 /
 Die Mutter an ihr Kind in der Wiege Hob.XXVIIb:6 /
 Gott im Herzen Hob.XXVIIb:44 /
 Herr Gansewitz zu seinem Kammerdiener Hob.XXVIIb:4 /
 Liebe zur Kunst Hob.XXCIIb:40 / Phobus und sein Sohn Hob.XXVIIb:29 /
 Tod und Schlaf Hob.XXVIIb:21 /
 Turk was a Faithful Dog Hob.XXVIIb:45 /
 Uberschrift eines Weinhauses Hob.XXVIIb:33 / Vixi Hob.XXVIIb:10 /
HAYDN, Michael
 Adam hat sieben Sohn MH699 / Es packe dich das Gluck MH577 /
 Gluck fehl dir vor allen MH582 / Mailied MH589 /
 Vom Gluck sei alles dir beschert MH619 / Wohlsein, Freude MH584 /
MOZART, Wolfgang Amadeus
 Ach, zu kurz ist unsers Lebens Lauf KV228 (515b) /
 Auf das Wohl aller Freunde KV508 / Bona nox KV561 /
 Caro bell' idol mio KV562 / Difficile lectu mihi mars KV559 /
 Essen, Trinken, das erhalt den Leib KV234 (382e) /
 Geburtstagskanon KV89a / Gehn wir im Prater KV558 /
 G'rechtelt's enk KV556 / Heiterkeit und leichtes Blut KV507 /
 Lacrimoso son'io KV555 / Lasst froh uns sein KV231 (382c) /
 Lieber Freistadtler KV232 / Nascoso e il mio sol KV557 /
 Nichts labt mich mehr als Wein KV233 (382d) /
 O du eselhafter Peierl KV560b /
 Selig, selig alle KV230 (KV382b) / Sie, sie ist dahin KV229 (382a) /
 Trinkkanon KV562a / V'amo di core teneramente KV348 (382g) /
 Wo der perlende Wein KV347 (382f)

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「Schopfungsmesse」

J.ハイドンの有名なオラトリオ「天地創造」から音楽を取り、歌詞をミサ通常文に替えてミサ曲としたもの。この時代にはこのように有名な作品から音楽を拝借することは珍しいことではありませんでしたが、盗用というよりもむしろその作品に対する敬意からそういった行為が行われていたようです。
ルイージ・ガッティは、モーツァルトとほぼ入れ替わりでザルツブルクに来て、コロレド大司教に重用されたイタリア人作曲家で、室内楽作品のいくつかが現在も知られています。

作曲者 GATTI, Luigi (イタリア 1740〜1817)
出版社 Carus
パナムジカコード GG1503
声部 SATB solo and SATB
伴奏 オーケストラ(この楽譜はピアノヴォーカルスコアです)
言語 ラテン語
時間 35分
収録曲
 Kyrie / Gloria / Credo / Sanctus / Benedictus / Agnus Dei

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