児童・女声合唱のための「Agnus Dei ＝ 空海・真言・絶唱」

「第1回和歌山国際児童合唱祭」のエンディング曲として作曲され
たこの作品は、開催地が和歌山であったことから、高野山に金剛峰
寺を建立した平安時代初期の僧・空海(弘法大師)を謳う作品として
構想されました。テキストには、密教で唱えられる「虚空蔵求聞持
法（こくうぞうもんじほう）」と「光明真言(こうみょうしんごん)
」に加え、なんとキリスト教のミサ通常文である「Agnus Dei」が
用いられ、仏教とキリスト教、日本と西洋の音楽というように異質
のものを融合させることを得意とする作曲者の真骨頂というべき作
品となりました。
これらの祈りの言葉や呪文に加え、風や火や水の擬音を三群の合唱
が表現することで、広がりのある「コズミック(宇宙的)」なステー
ジが期待でき、シアターピースとしても大きな可能性を秘めていま
す。この作品で、西洋と東洋の境を越えた世界的な祈りに触れてみ
ませんか。

• 作曲者：千原　英喜(ちはら　ひでき)
• 編曲者：
• 出版社：全音楽譜出版社
• 作詞者：千原英喜　虚空蔵菩薩真言　光明真言　Agnus Dei
• 訳詞者：
• 編成：女声
• 声部数：9
• 声部編成：SSA+SSA+SSA
• 伴奏：アカペラ
• 言語1：ラテン語
• 言語2：その他言語
• 演奏時間：4'00"
• ページ数：40
• アーティスト：